
笑った時に歯並びが綺麗な人に対して、皆さんはどんな印象を受けますか?おそらく多くの人は、清潔感や育ちの良さなどを感じ、好印象を持つことでしょう。
もちろん、歯並びが整っているという点を冷静に見ているわけでなく、口元や顔全体の印象として、そうしたイメージが湧き起こってくるのだと思います。
ここでは、笑顔の美しさと整った歯並びの関係性について詳しく解説します。
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1. 人は整っているものに好印象を抱く
例えば、部屋の本棚が乱れている状況を想像してみましょう。本が横倒しになっていたり、ところどころ飛び出していたりすると、それだけでその部屋の印象が悪くなりますよね。ホコリなどが被っていたら、さらに印象は悪化します。
一方、本棚の中に整然と本が並べられていたらどうでしょう。背表紙も綺麗に一列に並び、掃除も隅々まで行き届いている。そんな本棚に対しては、好印象を持ちますよね。
ひいては、そこに住んでいる人にも同じように印象を受けることかと思います。これと同じことが、歯並びにも言えます。
2. 乱れた歯並びは実際に悪い部分も多い
乱れた歯並びに悪い印象を受けるのは、見た目の悪さによるところが大きいです。歯列全体がデコボコになっている乱杭歯や、前歯が極端に突出した出っ歯なども、見た目自体が悪いため、第三者から見た印象も悪くなるのです。
ただ実際のところ、こうした歯列不正というのは、見た目が悪いのは表層的な要素でしかなく、本当に問題となるのは咀嚼機能や発音機能などへの悪影響です。
また、これらの歯列不正では清掃性が低下しますので、汚れがたまりやすかったり、口臭が発生しやすかったりするため、様々な副次的弊害も生じ得ます。そういう意味では「乱れた歯並びは印象が悪い」という先入観は、あながち間違いではないともいえるでしょう。
3. 笑った時にまず目がいくのが口元
会話をしている相手が笑った時に、皆さんはまずどこに目がいきますか?目元や鼻、もしくは頭と答える人がいらっしゃるかもしれませんが、多くにお人は口元と答えるかと思います。
笑顔になった時に最も変化する場所ですし、歯という硬組織は、身体の中でもかなり特殊なので、笑顔によって大きく露出すると、思わず目がいってしまうのです。
この時、歯並びが美しいと、自ずと笑顔も美しいという印象を受けるものです。もちろん、笑顔そのものが美しい人もいらっしゃいますので、これはあくまでそういった傾向があるとご理解ください。
4. 歯並びが美しいと笑顔にも自信が出てくる
乱杭歯や出っ歯などの歯列不正がある方は、それがコンプレックスになっているケースが非常に多いです。そうした見た目の悪さを改善したいという思いから、歯列矯正を希望される方も少なくありません。つまり、歯並びの悪さというのは、それ自体がその人の自信を奪っていることがあるのです。
例えば、出っ歯をコンプレックスに思っている場合では、笑うとその特徴が強調されてしまいますので、できるだけ口を開けずに笑うことが習慣化してきます。すると、含み笑いが多くなったり、大きく笑った時にも笑顔が歪んでしまったりするため、顔全体の印象も悪くなる傾向にあります。
これがもし、歯列矯正によってコンプレックスが改善されたらどうなるでしょうか。口を大きく開けて笑うことためらわなくなるため、自然と笑顔も美しくなっていきます。自分の歯列や笑顔に自信が持てるようになったら、性格も明るくなりますし、いろいろなことにも能動的にチャレンジするようにもなることでしょう。
5. まとめ
このように「美しい笑顔と歯並び」というのは、いろいろな点で関係があるといえます。
審美面ではもちろんのこと、深く掘り下げると、歯列に対する劣等感や自信といった内面に関わることとも関連しているといえるのです。
ですから「美しい笑顔」と「美しい歯並び」というのは、どちらが先にあるものなのかは一概には言えません。人によっては、元々自分に自信があって笑顔そのものが美しい人もいれば、歯並びが良くなって自分に自信が持てるようになり、笑顔が美しくなった人もいるでしょう。
それくらい、笑顔と歯並びには密接なつながりがあるといえるのです。
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