
皆さんは歯ブラシの臭いが気になったことはありませんか?
毎日お口の中に入れる器具なだけあって、歯ブラシの臭いは気になるものです。
ここではそんな歯ブラシの臭いについて、そもそもなぜに臭うのか、臭いを取る方法、臭いのなる歯ブラシを使い続けることの悪影響などを詳しく解説します。
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1.歯ブラシが臭う理由
1-1.お口の中には沢山の細菌が住んでいる
私たちの口腔内には、沢山の細菌が生息しています。
ですから歯磨きを怠ると、口臭が発生することがありますよね。
もしくは誰しも朝起きた時には、多少の口臭があるかと思いますが、これも口腔内細菌が増殖した結果、腐敗臭のようなものが生じているのです。
それを踏まえると、歯ブラシが臭う理由も自ずとわかってくるかと思います。
1-2.歯ブラシには口腔内の細菌や食べかすが付着している
歯ブラシは歯を清掃する器具ですので、当然のことながら唾液や食べかす、それからプラークなどが付着しています。
これらには無数の細菌が含まれているため放っておくと、歯ブラシから口臭のような臭いが生じることとなります。
1-3.使った歯ブラシを洗わずに放置する
歯磨きをした後は、毎回歯ブラシをしっかりと水洗いすることが大切です。
当然のことながら、歯磨きによって取り除いた汚れは歯ブラシの表面に付着しています。
それを洗い落とさずに放置すると、歯ブラシの表面で細菌が繁殖していきます。
細菌は歯ブラシに付着した食べかすやプラークなどを分解し、腐敗臭のようなものを発生させていきます。
2.歯ブラシの臭いをとる方法
2-1.歯ブラシを洗ってしっかり乾燥させる
歯ブラシの臭いをとる方法としては、毎回の歯磨き後に洗浄をして、しっかり乾燥させることが第一です。
歯ブラシを洗っただけでは細菌が増殖する可能性があるため、乾燥させることが大事です。
2-2.歯ブラシを重曹水で洗う
毎回の歯磨き後に、しっかり洗浄と乾燥をさせても歯ブラシが臭ってしまう場合は、重曹水を使ってみることをお勧めします。
どのご家庭にもあるような重曹を水に溶かして、歯ブラシを洗浄します。そうすることで臭いの原因である細菌や細菌が作り出した臭い物質をある程度除去することができます。
2-3.新しい歯ブラシに交換する
歯ブラシの臭いを取る最も確実な方法は、歯ブラシを新しいものに交換することです。
歯ブラシが臭うということは、それなりに使い古されていることかと思いますので、新品と交換しても問題ないでしょう。
歯ブラシというのは、毛先がボロボロになって初めて交換する人もいらっしゃいますが、臭いが気になるようになったら交換することをお勧めします。
3.歯周病が原因で歯ブラシが臭うケース
ここまで、歯ブラシの手入れが行き届かないことによって臭いが生じるケースを解説してきましたが、実は、歯周病が原因で歯ブラシが臭うケースもあるのです。
具体的には、歯周病が進行した歯槽膿漏などになると、歯茎から膿が出てくることがあり、それが歯ブラシに付着して臭いを放つようになります。
こうしたケースでは、歯ブラシを小まめに手入れして臭いをとることはもちろん大事なのですが、根本的な原因である歯周病を治さなければ、いつまでたっても歯ブラシが臭うこととなります。
ですから、そもそも口腔内に臭いの原因である病気があるケースでは、歯科医院で治療を受けることが不可欠といえます。
4.臭う歯ブラシを使い続けることの悪影響について
臭いを放っている歯ブラシを使い続けることは、お勧めすることはできません。
なぜなら、臭いを放つということは、そこに細菌や腐敗した食べかすなどが付着しているからです。
そんな不潔なもので歯を磨いても、歯をきれいにすることはできませんよね。
極端なことをいえば、そうした歯ブラシを使うことは、繁殖した細菌を再び歯の表面に戻す行為ともいえるからです。
ですので、歯ブラシが臭う場合は、上述したような方法で臭いをとることが大切です。
5.まとめ
歯ブラシの臭いは、細菌が増殖したり、食べかすが発酵していたりする証ですので、できれば新品に交換するなり、重曹水で洗浄するなりすべきです。
その原因が歯周病であれば、病気自体を治す必要があります。
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