正しい歯の磨き方とは?この磨き方で悩み解消!
- 2017/8/28
- 歯みがき

歯磨きというのは、誰もが小さい頃に覚えて、いつの間にかできるようになっているものですよね。
実際は、お母さんなりお父さんが一生懸命教えてくれているのですが、物心つく前に覚えてしまうので、その過程は忘れていることがほとんどです。
ともあれ、そうしたご両親の努力もあって、半分無意識の状態で歯を磨くことができるかと思います。ただ、その磨き方が本当に正しい方法なのかについては、改めて確認する必要があります。
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1. 正しい歯の磨き方を実践できているのはごくわずか
100%正しい歯の磨き方をしている患者さんというのは、ごく一部に限られます。なぜなら、歯を正しい方法で磨くというのは、とても手間がかかることであり、コツも必要になるからです。
そのため、歯科に来院される患者さんの中で、正しい歯の磨き方を実践できている人というのは、繰り返し歯科医師や歯科衛生士からブラッシング指導を受けているケースがほとんどといえます。
単に指導を受けるだけでなく、それを自分の歯磨きに生かし続けるというのはとても大変なことです。
2. 自分の歯の磨き方を評価する方法
自分の歯磨きが正しいかどうかを評価するには、歯科を受診することが一番です。定期健診などで歯科を受診すると、患者さんのブラッシング状態を確認するという意味で、歯の染め出し試験をすることが多々あります。
歯の染め出し試験というのは、赤い染料を歯列全体に塗布し、うがいをしてもらうというものです。
この染料は、歯の表面に付着した歯垢を染め出す作用があるため、うがいをした後に赤い部分が沢山残っているほど、歯の磨き方に問題があるといえるのです。
つまり、磨き残しによって、歯垢が堆積してしまっているのです。この時、全く赤く染まっていない人は、本当に珍しいです。多くのケースで、歯と歯の間や歯と歯茎の境目に、磨き残しが存在しています。
また、歯並びというのは、人それぞれで大きく異なりますので、磨き残しが多くなる部分もそれぞれで異なってきますので注意が必要です。
では、肝心の正しい歯の磨き方というのは、一体どのような方法なのでしょうか。
3. 正しい歯の磨き方とは
3-1. 適切な歯ブラシを選択する
歯ブラシには色々な種類がありますが、普通のかたさで、毛先がでこぼこしていないスタンダードなものを選びましょう。ヘッドの部分もあまり大きすぎない方が好ましいです。
3-2. 適切なブラッシング法を実践する
多くの歯科医や歯科衛生士は、患者さんに対してスクラビング法という磨き方を勧めます。スクラビング法というのは、鉛筆を持つように歯ブラシを把持し、歯の表面に対して垂直に毛先を当てます。
そして、小刻みに歯ブラシを振動させながら、1歯1歯丁寧に磨いていきます。この方法を実践していけば、少なくとも平らな歯の表面には、磨き残しがなくなります。
ただ、歯と歯の間や歯並びが悪くなっている部分などには、別途、特別なケアが必要になります。
3-3. 便利な清掃器具を活用する
歯と歯の間は、最も磨き残しが多い部位のひとつです。染め出し試験をした際に、歯間部が赤く染まっていた経験がある人は沢山いらっしゃることでしょう。
この部位は、通常の歯ブラシだけでは綺麗に汚れを落とすことは難しいです。そこで活用したいのが、デンタルフロスや歯間ブラシです。これらを上手く使うことで、歯と歯の間の汚れは綺麗に落とすことができます。
また、八重歯や叢生など、歯並びが悪くなっている部分も、通常の歯ブラシでは対応できないことがほとんどなので、ヘッドが小さいワンタフトブラシを活用することをお勧めします。
4. まとめ
このように、歯磨きと一言で言っても、正しいブラッシングを実践するのは、かなり大変なことといえます。適切なブラッシング法を身に付けるだけでなく、自分の歯並びを把握した上で、適切な清掃器具を活用していくことも求められるからです。
おそらく、小さい頃からこうしたオーラルケアを実践できている人は、かなり少ないかと思います。逆にいえば、こうした正しい歯の磨き方を実践できれば、虫歯や歯周病といった口腔疾患とは無縁の人生を送ることができます。
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