子供の体は発育途中ということもあって、毎日大きく変化します。
突然高熱が出たり、発疹などのアレルギー反応が生じたりすることも珍しくはありません。
中でも口内炎は、症状の程度にもよりますが病院に行くべきかどうか迷うところですよね。
また、病院に行くとしても、何科に子供を連れて行けば口内炎の治療を行ってくれるかわかりにくいかと思います。
ここでは、子供の口内炎の主な原因に始まり、病院に行くか行かないかの見極めポイントや訪れるべき診療科などについて詳しく解説します。
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1.子供の口内炎の主な原因
口内炎は、口腔粘膜が細菌やウイルスに感染することで発症する病気です。
子供も場合もそれは同じで、お口の中が不衛生になったり、免疫力が低下したりすることが主な原因といえます。
1-1.不潔なものを口の中に入れる
子供は自分の指やおもちゃなどを口の中に入れる傾向が強いです。
手の平やおもちゃには無数の細菌などが付着していますので、それらが口に入ることで口内炎を発症させる原因になることがあります。
1-2.ストレスや疲れによる免疫力の低下
当然のことですが、子供もストレスを感じたり、疲れがたまったりすることがあります。
寝る間も惜しんでゲームなどをしていると、気づかないうちに疲労が蓄積して、体の免疫力が低下していることもあります。
そうした状態だと、口の中で細菌やウイルスが増殖しやすくなっているので、口内炎を発症させる原因になることもあります。
1-3.子供がかかりやすい感染症
ヘルパンギーナや手足口病というのは、子供がかかりやすい感染症として有名ですが、実はこれらの病には、口内炎の症状が現れることが非常に多いのです。
特に口内炎が多数できて、発熱も伴うケースでは、ヘルパンギーナや手足口病が疑われます。
2.子供の口内炎は病院へ行くべきかどうか
子供に口内炎ができたら、まずは症状をきちんと観察しましょう。
粟粒大の小さなものだったり、痛みがなく発熱などの全身症状などもなかったりする場合は、すぐに治療が必要ではないケースが多いです。
何らかの原因で偶然、口内炎ができた可能性が高いので、しばらく経過を見ることをお勧めします。
痛みがあったり、発熱があったりする場合は、病院を受診することが勧められます。
3.子供の口内炎は何科を受診するべきか
子供の口内炎で医療機関を受診する際には、どの診療科を選べば良いのか迷うことかと思います。
一般的な口内炎であれば、小児歯科を受診することをお勧めします。
小児歯科は、子供の歯だけでなく、口内のような口腔疾患の専門家でもありますので、子供の口内炎の治療にも対応してくれます。
ただ、口内炎に発熱症状や強い痛みが伴っている場合は、風邪や手足口病、それからヘルパンギーナといった全身疾患も疑われるため、小児科を受診するという選択肢も考えられます。
その点は柔軟に見極めていきましょう。
4.子供の口内炎で特に疑われる病気
子供の口内炎で、口腔内の症状だけでなく手足にも水疱などが現れた場合は、手足口病という病気が疑われます。
これは小さい子供がかかりやすい病気で、多くの場合、痛みを伴う口内炎が多発します。
また、同じような症状でヘルパンギーナという病気も挙げられ、こちらも子供がかかりやすく、尚且つ口内炎が多発する傾向が強いです。
これらの病気は、幼稚園や小学校などで集団感染することもありますので、注意が必要です。
5.まとめ
このように子供に口内炎ができたら、症状に応じて適切な対応をとらなければいけません。
病院に行くかどうかだけでなく、どの診療科を受診するかも重要な選択となります。
具体的には、一般歯科に行くか小児歯科に行くか、あるいは小児科に行くという選択肢が考えられますが、いずれにしても受診した際には口腔内の状態と全身状態をきちんと診てくれますので、今後必要になる処置などについて適切な判断を下してくれることでしょう。
大切なのは、たかが子供の口内炎とは考えずに、体全体の状態を見極めた上で病院を受診するかどうかの判断を下すことです。
お子様の歯磨きは親御様の力が大きく関わってきます。口の中に物を含んだり、食べたものがうまく掃除できなかったりします。主治医の歯科医院での定期的なお掃除の他に歯ブラシの使い方などを教わって是非実践してください。
子供の頃からケアをおこなうことでより良いお口環境が作られます。毎日大変ですが、適切な歯磨きを目指してください。
子供でも安心して使える液体歯磨きがあります。アルコールを使用しない為、刺激が少なく子供から高齢の方まで使えます。是非お試しください。
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