口臭の原因になる食べ物といえば、ニンニクやニラ…とすぐ思い浮かびます。
それでは、口臭予防になる食品というとあまり知られていないのではないでしょうか?
日々の食事の中で口臭予防ができるとしたら取り入れてみたいとお考えになるかと思います。
ここでは、口臭予防につながる食べ物をいくつか挙げ、効果的な成分や効果、どう摂取したら効果的なのかについて説明します。
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1.口臭改善に効果のある食品はあるのか?
食品の中には、それぞれ含まれている成分によって、体にさまざまな良い効果をもたらすものがあります。
今回は、特に「なた豆」「紅茶」「リンゴ」に焦点を当て、これらが口臭改善に効果があると言われる所以を詳しく説明します。
2.口臭予防に効果がある食品
2-1.なた豆
なた豆に含まれているアミノ酸の一種である「カナバニン」という成分は、膿をだしてくれる排膿効果と炎症を抑制する効果があるとされています。
そこで歯周病が進行し膿漏などによる口臭がある場合、歯周組織に溜まった膿を出し、歯茎の炎症にも作用して、口臭を改善するのに良いとして広まっているのです。
2-2.紅茶
紅茶に含まれる「紅茶ポリフェノール」は、歯周病菌を抑制する働きがあり、通常の1/10の濃度で、緑茶カテキンの効果の2倍以上の効果が認められるという研究結果が明らかにされました。
また、歯周病を悪化させる物質である「プロテアーゼ」の活性化も抑制するとされていて、歯周病の進行を抑制することが口臭予防にもつながると考えられています。
さらに、口臭の原因とされている「メチルメルカプタン」というガスの抑制にも効果があり、強い消臭パワーが認められた飲み物なのです。
2-3.リンゴ
リンゴは昔から「万病の薬」と言われているほど、重宝された果物です。
さまざまな体に良い栄養素が含まれていますが、なかでも「ポリフェノール」と「リンゴ酸」などが口臭予防に効果があるとされています。
また、「リンゴペクチン」という水溶性の食物繊維は、善玉菌を増殖させてくれるため、体内で悪玉菌が増えることから発せられる口臭に効果があると考えられています。
3.どのように摂取するのが効果的なのでしょうか?
3-1.日常的に取り入れやすいものでなた豆を上手に取り入れましょう!
歯周病が原因による口臭の予防にはなた豆が効果的です。
日常的に「なた豆茶」として、緑茶や麦茶の代わりに飲んでみてはいかがでしょうか。
歯ぐきの炎症を抑える効果があるので、歯周病の方はもちろんそうでない方も予防も兼ねて取り入れやすい方法だと言えます。
すでに歯周病があり改善を目的としている方であれば、なた豆成分入りの歯みがき粉を使用するのも方法の一つです。
3-2.紅茶はレモンをプラスして午後のティータイムに
紅茶もなた豆茶と同様に、普段飲むものを紅茶に切り替えるという方法でも良いのですが、紅茶といえば、常飲するというよりも「リラックスしたいときの特別な飲み物」という感じではないでしょうか。
レモンを足して「レモンティー」として飲むと、レモンに含まれる「クエン酸」にも口臭予防効果があり、さらに効果がアップします。
午後のティータイムなどに飲むことで、紅茶やレモンの成分も活かしながら、リラックス効果や眠気覚まし効果も期待できて良いと思います。
3-2.リンゴは皮を剥かずに丸ごと食べましょう
リンゴは皮や皮と果実の間に栄養がたっぷりです。
皮をむいてしまうと、せっかくの口臭予防効果のある「ペクチン」も一緒に失ってしまいます。そこで皮ごと食べるのが一番効果的です。
苦手な方は、絞って生ジュースにしても良いと思います。
食後のデザートというよりも、朝食時に食べる、おやつの時間に食べるのがお勧めです。
まとめ
口臭は誰にでも起こり得るものですが、「できれば消し去りたい!」と思うものです。
食品の効果に劇的な変化を望むことは難しい部分もありますが、歯みがき粉や洗口液などを購入するのではなく、食品の本来持つ成分の効果を期待するものですから、体にも安心・安全な方法だと言えます。
まずは効果のあるとされる食品を、日常生活にさりげなく取り入れることを意識することから始めてみましょう。
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