口内炎というのは、一度できるとなかなか治らないのでとても厄介な病気です。
口内炎ができると、痛みや腫れのせいで食事もしにくくなるため、一刻も早く治したいものですよね。
ただ、口内炎で病院に行くのは面倒だったり、診察費がもったいなかったりする人も多いかと思います。
そこでお勧めなのが喉スプレーです。
ここでは、喉付近にできた口内炎は、市販の喉スプレーで治るのかどうか、治るとしたらどんな成分が有効なのかについて詳しく解説します。
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1.口腔粘膜に起きる炎症
口内炎は、口腔内の粘膜に炎症が起こり、腫れや痛みが生じている状態を指します。
炎症を引き起こしているのは主に細菌で、場合によってはウイルスが関与していることもあります。
つまり、広い意味では感染症と呼ぶこともできます。
2.口腔粘膜が細菌に感染する原因
実は、私たちのお口の中には、無数の細菌やウイルスが出入りしています。
空気中には沢山の病原体が浮遊していますし、食物にもいろいろな微生物が付着していますので、呼吸や食事をしていれば、当然それらも口腔内へと運ばれてしまうのです。
ただ、健康な人であれば、そうした病原体が口腔内に侵入してきても、体に備わっている免疫力によって排除できます。
ですから、口内炎のような病気は、疲れやストレスなどによって、免疫力が低下している時に起こりやすいといえます。
あるいは、食べ物などによって口腔粘膜を傷つけてしまった場合に、そこから細菌などが侵入し、感染を引き起こすこともあります。
これらが口内炎主な原因といえます。
3.喉にできた口内炎に対する喉スプレーの有効性について
さて、ここからが本題ですが、喉付近にできた口内炎には、市販されている喉スプレーは有効なのでしょうか。
市販されている喉スプレーには色々な種類がありますが、基本的には細菌などの病原体を殺すことを目的としています。
ですから、喉スプレーを喉に当てることは、喉付近に付着、あるいは増殖している細菌を殺すことになりますから、殺菌効果が期待できます。
これはすでに喉に生じている口内炎についても同様です。
では、喉付近にできてしまった厄介な口内炎は、喉スプレーだけで完治させることは可能なのでしょうか。
4.喉スプレーで口内炎を完治されることは可能か
喉の周囲にできた口内炎は、喉スプレーだけで完治させることは難しいです。
なぜなら喉スプレーは、口腔粘膜の表面に付着している細菌などをある程度殺す効果しかないからです。
市販されている喉スプレーというのは、医師による処方箋が必要ありませんので、強い殺菌効果を発揮する成分を配合することができないのです。
また、その効果は一時的です。
そのため、すでに喉の粘膜の中で感染が起こっている口内炎は、喉スプレーだけで治すことは難しいといえます。
ただ、市販の喉スプレーを使うことで、喉付近にできた口内炎の悪化を抑えたり、症状を改善させたりすることは可能といえます。
5.市販の喉スプレーには2つの種類がある
市販されている喉スプレーには、色々な成分が配合されていますが、殺菌効果が期待できるのは、主に2つです。
それはヨウ素とセチルピリジニウムです。
ヨウ素はケガをした時にも使用する成分で、強い殺菌効果が期待できます。
その分、過度に使用すると、甲状腺などに副作用を引き起こす可能性もありますので注意が必要です。
セチルピリジニウムも殺菌効果のある成分ですが、ヨウ素よりも効果が弱く、副作用も少ないです。薬局などでは、主にこれら2つの種類の喉スプレーが販売されています。
6.喉スプレー以外の市販薬について
喉スプレー以外で、口内炎に対する効果が期待できる市販薬には、その他、軟膏やビタミン剤などを挙げることができます。
軟膏はステロイドが含まれているかどうかで、その効果は大きく異なります。
当然、ステロイド含有の軟膏の方が高い効果を期待できます。
ビタミン剤に関しては、口内炎の原因となるビタミンB欠乏を補える薬剤がお勧めです。
7.まとめ
このように、喉付近にできた口内炎というのは、喉スプレーを使うことで症状を改善させることは可能ですが、完治させることはなかなか難しいですので、症状が悪ければ病院へ行くことをお勧めします。
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