唇にできる口内炎の原因と特徴
- 2017/8/23
- 口内炎
口内炎の多くは、その名の通り口の中にできるものですが、中には口腔内以外にできる口内炎もあります。その代表が口唇炎で、これは口腔内ではなく唇にできる口内炎です。
ここではそんな口唇炎の原因や特徴について詳しく解説します。
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1. 唇にできやすい口内炎にはどんな種類があるのか?
唇にできやすい口内炎は、原因に応じていくつかの種類に分けることができます。具体的には、アトピー性口唇炎、接触性口唇炎、剥離性口唇炎、肉芽腫性口唇炎などです。これらは唇にできる口内炎で、それぞれ症状も大きく異なってきます。
2. それらが出来る原因にはどんなことが考えられるか?
唇にできる口内炎は、種類によって原因が異なります。ここではそれぞれの違いについて解説します。
2-1. アトピー性口唇炎
アトピー性口唇炎の原因は、アトピー性皮膚炎と同じでアレルギー反応です。
アレルゲンは患者さんそれぞれで異なりますが、食べ物や口唇に直接触れる化粧品などが代表的です。
アトピー性口唇炎は患者さんの体質とも関係しているものなので、完全に治すことは難しく、いかに症状が出ないようにするかが重要となってきます。
2-2. 接触性口唇炎
接触性口唇炎は、アトピー性口唇炎と似ています。口唇に炎症を引き起こすような物質が接触することで、口内炎のようなデキモノができるからです。
接触性口唇炎の主な原因は、アトピー性口唇炎と同様に、口紅やリップクリーム、それから特定の歯磨き粉などによっても炎症が引き起こされることがあります。
2-3. 剥離性口唇炎
剥離性口唇炎とは、唇に口内炎ができて、唇の皮が剥がれたり、時には出血したりする病気です。原因となるのは、主に栄養バランスの乱れです。
特に一般的な口内炎と同様に、ビタミンB2やビタミンB6が不足すると唇にできる口内炎である剝離性口唇炎を発症しやすくなります。
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2-4. 肉芽腫性口唇炎
肉芽腫性口唇炎は、唇が大きく腫れる病気で、一般的な口唇炎とは症状がかなり異なります。また、原因については解明されていない部分が多い病気です。
2-5. 唇の裏側にできる口内炎
口内炎の中には、唇の裏側にできる口内炎があります。こういった口内炎の場合、炎症が生じている部分は唇ではありますが、症状や原因は通常の口内炎とほぼ同じといって良いでしょう。
ストレスや疲労が原因となったり、ヘルペスウイルスやビタミン不足が原因となったりします。もしくは、誤って唇の裏側を噛むことで、口内炎を発症する原因となることもあります。
3. 唇の口内炎ならではの特徴はあるのか?
唇の口内炎は、一般的な口内炎と異なる特徴がいくつかあります。
3-1. 唇にしか接触しないものが発症原因となることがある
唇の口内炎には、口紅やリップクリーム、それから乳液や化粧水といった、口腔内には触れることのない物質が炎症の原因となることがあります。
こういったものが原因の口内炎は、接触性口唇炎や、アトピー性口唇炎に分類されますが、口腔内にできる口内炎と比較すると、症状なども異なる点が多々あります。
3-2. 症状を確認しやすい
当然のことではありますが、唇にできる口内炎と口腔内できる口内炎とでは、症状の見え方が異なります。唇に口内炎ができたら、鏡ですぐに確認することができますので、症状の悪化や改善をその都度、見ていくことができます。
一方、口腔内にできる一般的な口内炎は、痛みや違和感を手掛かりに自覚するものなので、場合によっては気づかないこともあります。また、病状の確認も容易ではありません。
4. まとめ
このように、唇にできる口内炎には様々な種類があります。その原因も病気によって異なりますので、予防法もそれぞれで変えていかなければいけません。
特に、アトピー性口唇炎や接触性口唇炎というのは、普段使用しているものが原因となることが多いため、細かい配慮が必要となってきます。
ですから、唇に口内炎が頻発する人は、まずその原因を突き止めることが重要です。つまり、皮膚科などの医療機関を受診し、専門家の診断を受けることが何より大切といえます。
その上で、唇にできる口内炎の予防に努めることをお勧めします。
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