口臭はなぜ起こるのでしょう。また、年代によってその原因に違いがあるのでしょうか?
口臭が起こるのにはさまざまな原因が考えられます。
まずは原因を知り、年代によって口臭の起こる原因の違いを見ていきましょう。
そこから見えてくる予防・対処方法をご紹介します。
スポンサーリンク
1.年代別主な口臭の原因と予防・対処方法
年代で口臭は変わるのでしょうか?肌が老化していくように、お口の中も経年とともにさまざまな変化が現れます。
実は口臭もそのひとつです。加齢とともに口臭がきつくなったということも起こり得ることなのです!
1-1.10代の主な口臭の原因と予防・対処方法
まだ若いのに口臭が気になるとすれば、歯磨きが行き届いていないことによる「生理的口臭」が主な原因です。
「定期的な歯科検診」が最も効果的です!虫歯や歯周病のチェックだけでなく、歯磨きの方法も教えてもらうことができます。
定期的に口臭の原因を取り除き、その状態を維持することが大切なのです。
1-2.20代の主な口臭の原因と予防・対処方法
この頃から原因となる要因が一気に増加。食べ物の変化、趣向品(お酒やタバコ)を好む人ようになることからです。
また、社会人になりストレスからくる「ドライマウス」、偏ったダイエットなども原因の一つとされています。
そこで「正しい生活習慣」を作っていくことが身体のためにも、果ては口臭予防にもつながります。
1-3.30代の主な口臭の原因と予防・対処方法
加齢とともに体質が変化し、若干は臭いの原因が増えることも。しかし一番の要因はお付き合いの場などが増え、臭いに対する「意識」が向上することによって気になる人が増えています。
舌苔が気になる場合は、毎日の歯磨きに加え、専用の清掃道具で舌表面の清掃をプラスしてもよいでしょう。
1-4.40代の主な口臭の原因と予防・対処方法
「中高年」と言われ始める年代。歯周病の罹患率も上がります。
また、「加齢臭」という言葉をよく聞くようになり、気にし過ぎから起こる「口臭神経症」。40代の女性に一番多く見られます。
内臓の疾患や糖尿病などの罹患率も上がり、病気のサインとなる口臭も考えられます。気になる口臭は早めにかかりつけ医に相談しましょう。
2.原因別口臭
次に、原因という視点から、口臭の特徴を説明します。
2-1.生理的口臭
歯垢が蓄積、また腐敗することにより「揮発性硫黄化合物」という特有の臭いが発生し、口臭の原因となります。
2-2.治療後の詰め物によるもの
深い虫歯は神経を壊死させることがあります。膿が溜まることもあり、臭いの原因になることがあります。
また治療後に修復物で覆われた部分や金属の金具は、汚れが付着しやすいので臭いの原因となります。
2-3.舌苔
舌の表面は舌乳頭や味蕾といった重要な突起がたくさんあります。
表面が凸凹していることで汚れが溜まりますく、それが口臭の原因となってしまいます。
2-4.歯周病
歯周病の原因は歯垢や歯石による歯ぐきが炎症する病気です。
歯垢や歯石からの生理的口臭と併せて、歯周病の進行による膿で、両者が混じった口臭となることがあります。
2-5.内臓疾患・消化不良
内臓の不調、あるいは消化不良による飲食物から口臭として発生するということもあります。
2-6.鼻やのどの疾患
鼻が詰まるとお口で呼吸します。そこで口腔内が乾燥し、扁桃炎を併発したり口腔環境が悪くなるため、口臭の原因になります。
口臭の予防方法・対処方法
口臭を予防するにはどうしたらいいのでしょうか?口臭の原因に年齢差はありますが、予防の基本は同じです!いくつかのポイントをまとめてみました。
3-1.一番の予防法は「正しい歯磨き」
口臭予防には、年代関係なく「お口の中を清潔に保つ」ことが一番の方法です。
そこで一番の手段としては「歯磨き」が重要。まず、主な原因である食べカスや歯垢などの汚れをなるべく早い段階で取り除きましょう。
3-2.「唾液」を増やす!
唾液の分泌を増やすことで、自浄作用や殺菌作用を促し、口臭を薄めることができます。
更に、唾液が増えると、お口が渇くことによる口臭を予防することができます。
唾液は生まれつき量や粘度などに個人差がありますが、よく噛んでたべるなど分泌を増やす工夫はできます。
3-3.生活習慣を見直しましょう!
肉や油っぽい食べ物はお口の汚れを誘発しやすい食べ物です。また、タバコやお酒も口臭に繋がりますので量を考えましょう。女性は無理なダイエットも要注意です!
3-4.歯科定期検診を利用しましょう!
定期的に歯科医院のクリーニングを受け、セルフケアで出来ていない部分をカバーしましょう。歯磨きや舌苔の清掃方法なども習うことができます。
また、口臭の測定ができる検査で自分の口臭の度合いを測定。
本当に治療が必要な度合なのか、別の病気は関係していないかなど診てもらいましょう。
まとめ
人は誰でも少なからず口臭があり、実は特別なものではありません。しかしその度合いには年齢差や個人差があります。
臭いの種類や強さによっては、他人に不快感を与えてしまうことも。
年齢による特徴や対処法を参考に、気になるときは自己判断せず、かかりつけ医に相談しましょう。
スポンサーリンク