重曹を使った歯磨きでは、効率よく歯の表面の汚れを落とすことができます。
一度、歯磨きに重曹を使ってみるとわかりますが、一般的な歯磨き粉よりも歯が白くなりやすいです。
ただこれは、重曹が持つ研磨作用の強さによるものなので、歯磨きの仕方を間違えると、歯に悪い影響を与えることがありますので注意が必要です。
特に重曹での歯磨きの頻度については気になる方も多いことかと思います。
ここでは、重曹歯磨きを毎日行っても良いかの是非や最適な頻度について詳しく解説します。
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1.重曹での歯磨きは毎日して大丈夫?
歯磨きというのは、毎日継続して行うものですよね。
それもたった1回ではなく、毎食後に行うのがベストといえます。
汚れの原因となる食べカスやプラークは、食事のあとに最も増えますので、食事をする度に口腔内を綺麗にお掃除した方が虫歯予防の効果が高いのです。
では、重曹を使って歯磨きをする場合も毎日、あるいは毎食後に行っても大丈夫なのでしょうか。
1-1.毎日使うには研磨作用が強すぎる
歯磨きに重曹が活用されている主な理由は、重曹が持つ研磨作用です。
重曹は台所のシンクや食器などのしつこい汚れも効率よく落とすことができます。
これはひとえに重曹の持つ研磨作用のおかげといえます。
歯磨きを怠ったり、汚れが付きやすい食事などを好んだりしていると、通常の歯磨き粉ではなかなか落とせない着色汚れなどが蓄積していきます。
重曹であれば、それらを効率的に落とすことができるのです。
けれども、しつこい汚れを効率よく落とせる反面、その強い研磨作用によって歯のエナメル質を傷つける危険性も持ち合わせているのが重曹ですので、毎日行うのは危険といえます。
当然、毎食後に重曹で歯磨きをすることもお勧めできません。
1-2.重曹が持つ研磨以外の作用とは
重曹で歯磨きをすると強い研磨作用によって、汚れた歯を白く美しくすることができます。
また、重曹はアルカリ性の物質ですので、食後の酸性傾いた口腔内を中性へと戻す作用も発揮します。
この点は虫歯予防という点でとても重要で、口腔内が中性に保たれることで、歯の脱灰や虫歯菌の増殖を抑制することができるのです。
つまり、重曹を使った歯磨きでは、しつこい汚れを磨き落とすだけでなく、虫歯予防という重要な作用も期待できます。
ですから、重曹を使って定期的に歯磨きをすることは、デメリットばかりではないといえます。
そこで知りたいのが、重曹を使った歯磨きの最適な頻度ですよね。
1-3.重曹を使った歯磨きの最適な頻度とは
重曹を使って毎日歯磨きをすることは、歯を傷つける可能性が高まりますので危険といえます。
また、重曹は塩とほぼ同じ物質なので、塩分の摂取が制限されている人にとっては、有害となるケースも珍しくはありません。
もちろん、重曹を使った歯磨きでは、歯磨き後に重曹水を吐き出すため、そのまま摂取することはまずありませんが、万が一のケースを考えて注意する必要があります。
そうしたことを踏まえた上で、重曹を使った歯磨きの頻度を考える必要があります。
重曹を使った歯磨きの頻度の目安としては、3日に1回程度とお考えください。
つまり、1週間に2回程度ですね。
これ以上頻繁に重曹を使うと、歯を傷つけやすくなりますので気を付けましょう。
また、歯が傷つきやすい人や、歯磨きをする力強い人は、これよりも回数を抑える必要があります。
ですので、1週間に2回というのはあくまで目安とお考えください。
2.重曹歯磨きをする時の注意点について
重曹を使って歯を綺麗に掃除する際には、注意すべき点がいくつかあります。
まず、最も重要なのが歯磨きをする力であるブラッシング圧です。
このブラッシング圧が強すぎると、いくら最適な歯磨き頻度を守ったとしても、歯には傷ができてしまいますので、通常の歯磨きよりさらに弱い力でブラッシングしましょう。
それから、重曹の濃度についても配慮が必要です。
重曹の濃度が高いと、研磨作用が強くなって歯が傷つきやすくなります。
3.まとめ
重曹を使って毎日歯磨きをするのは危険ですので、週に2回程度を目安に行っていきましょう。
もともとブラッシング圧が高かったり、塩分の摂取制限があったりする人には、重曹歯磨きはあまりお勧めすることはできません。
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