虫歯予防に効果があることで有名な重曹うがいですが、のどの痛みや風邪などにも有効なのかも知りたいと思われた方もいらっしゃるかと思います。
ここでは、重層うがいがのどの痛みや風邪などに有効なのか、重曹うがいの他の効果について説明します。
スポンサーリンク
1.重曹には殺菌作用がある
重曹うがいによって虫歯が予防できるのは、主に殺菌作用によるところが大きいです。
虫歯は虫歯菌が口腔内で増殖することで発症する病気ですので、その増殖が抑えられれば予防することも可能です。
重曹うがいをすると、口腔内の虫歯菌の増殖をある程度抑えることができるため、虫歯予防効果を発揮するのです。
風邪も細菌やウイルスが原因で発症する病気ですので、重曹うがいによる殺菌効果は有効と言えます。
ただ、インフルエンザウイルスが原因である場合は、重曹うがいの予防効果はそれほど期待できません。
2.重曹うがいの方法
2-1.うがい液の作り方
重曹うがいは、食用の重曹を使用します。
重曹の濃度は500mlペットボトルに3gです。
使用する水は水道水でも市販のミネラルウォーターでも構いません。
水の中に重曹を入れ、完全に溶け込むまでよくシェイクします。
2-2.うがいのやり方
重曹うがいによって虫歯や歯周病を予防する場合は、重曹水を口腔内に含み、クチュクチュとゆすぎます。
そうすることで、歯茎などの口腔粘膜全体に重曹水が行き届きますので、虫歯などの予防効果が高まります。
重曹うがいによって、のど等の風邪を予防する場合は、重曹水をのどの奥まで運んで、ガラガラとうがいをしてください。
のどの風邪というのは、口腔内ではなく、のどの奥で細菌が増殖する傾向が強いためです。
もちろん、虫歯予防の時のように、口腔内でクチュクチュとうがいする方法も効果的ですので、併用されることをお勧めします。
3.ホワイトニング効果や虫歯予防効果との関連について
3-1.重曹うがいによるホワイトニング効果
重曹うがいで歯のホワイトニング効果が期待できるという話を聞いたことはありませんか?
実際は少し違っていて、重曹でうがいするのではなく、重曹を使って歯磨きをすることで、歯のホワイトニング効果が見られることがあるというのが事実です。
これは重曹に強力な研磨効果があるためです。
皆様ももしかしたら、台所のしつこい汚れなどに重曹を用いたことがあるかもしれません。
あれは重曹に研磨効果があるからです。
歯のホワイトニングもそうした重曹の研磨効果によって、歯の表面の黄ばみなどが除去され、歯が白く見えることがあります。
ただし、重曹による研磨効果は非常に強いため、歯のホワイトニングを重曹で行うことはお勧めできません。
ちなみに、重曹うがいでのどの風邪が予防できる効果と、歯のホワイトニング効果には基本的に関連はありません。
3-2.重曹うがいによる虫歯予防効果
重曹うがいで虫歯を予防できる仕組みは、風邪の予防効果との関連が強いです。
なぜなら、どちらも原因菌の増殖を抑えるという点が共通しているからです。
重曹には細菌の活動を抑える働きが期待できますので、虫歯も風邪も重層うがいで予防することができるのです。
4.重曹うがいによるオーラルケアと風邪対策の違い
重曹うがいでは、虫歯や歯周病の予防といったオーラルケアだけでなく、風邪予防も行うことができます。
そこで気になるのが、オーラルケアと風邪対策では、重曹うがいのやり方に違いがあるのかという点になるかと思います。
4-1.重曹の濃度の違い
オーラルケアと風邪対策では、重曹の濃度に違いはありません。
500nlのペットボトルに3gの重曹です。
使用する水も水道水かミネラルウォーターです。
これくらいの濃度が口腔粘膜に害を与えずに、細菌の活動を抑制することが可能と言えます。
4-2.うがいのやり方の違い
重曹によってオーラルケアをする場合と風邪対策をする場合とでは、うがいの仕方が少し異なります。
オーラルケアでは重曹水を口腔内でクチュクチュとうがいし、風邪対策ではそれに加えてのどの奥でもうがいをします。
これは原因菌の増殖場所が異なるためです。
まとめ
重曹うがいではのどの痛みや風邪を予防したり、改善したりする効果が期待できます。
虫歯予防等と併せて行っていくと、より健康維持に貢献してくれることでしょう。
スポンサーリンク