毎日歯磨きをしていると、歯ブラシにも汚れがたまってきます。
その目安としては、歯ブラシそのものが黒ずんできたり、毛先がボロボロになったり、あるいは口臭のような臭いが放たれるようになったら、歯ブラシが汚れているサインです。
そこで気になるのが、汚れた歯ブラシを消毒することは可能かどうかですよね。
ここでは、歯ブラシの消毒について、使用する薬剤や方法などの是非を詳しく解説します。
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1.歯ブラシを消毒することの意味・意義とは?
歯ブラシは、口腔内のプラークや細菌を除去する清掃器具ですので、使用していく中で必ず汚れがたまっていきます。
ですから、歯ブラシを清潔に保つことは非常に重要であるといえます。
具体的な方法としては、毎回使用する度に、きちんと水洗して乾燥さましょう。
そうすることで、歯ブラシの表面で細菌が増殖するのを抑えることができます。
では、歯ブラシを薬剤などで消毒することは可能なのでしょうか。
結論からいうと、薬剤の種類や濃度を厳密に管理して消毒を行うことができれば、歯ブラシに対する消毒には意味があるといえます。
なぜなら、通常の水洗や乾燥だけでは、歯ブラシの表面に付着した汚れを効果的に除去できないからです。
その点、薬剤によって消毒することができれば、歯ブラシに付着した細菌などの汚れを効果的に除去することができ、清潔な状態で歯磨きを行うことも可能となります。 このように、歯ブラシを消毒することの意義は確実にありますが、問題となるのはその方法です。
ここからは、歯磨きを安全に消毒する方法について解説していきます。
2.熱湯で歯ブラシは消毒できる?
歯ブラシを簡単に消毒する方法としては、まず熱湯による洗浄が挙げられます。細菌を始めとした汚れというのは、熱によって除去することが多いですよね。
ですからもしかしたら、もうすでに皆さんの中にも、歯ブラシを熱湯で消毒している人もいらっしゃるかもしれませんね。
その場合は、別の洗浄の方法に変えることをお勧めします。
なぜなら、熱湯で歯ブラシを洗浄すると、毛先などが変性する可能性が高いからです。
歯ブラシの毛というのは、簡単にいえばプラスチックのようなものなので、高熱に晒されると形や性質が変化することがあるのです。
そうなると、歯ブラシの清掃性も低下し、歯面の汚れをきちんと落とせなくなることがあります。
3.キッチンハイターで歯ブラシは消毒できる?
何かを消毒するとなると、まず思い浮かぶのがキッチンハイターという方も多いかと思います。
どのご家庭にもある台所用漂白剤で、食器などのしつこい汚れも綺麗に落とすことができる製品です。
これを歯ブラシの消毒にそのまま応用できたら、とても便利ですよね。
けれどもそれは、歯ブラシの消毒方法としてはお勧めできるものではありません。
もちろん、キッチンハイターを使用すれば、効果的に歯ブラシを消毒することも可能ですが、こうした台所用漂白剤は、消毒薬としても作用が強すぎます。
歯ブラシというのは、歯や口腔粘膜というとてもデリケートな部分を清掃するための器具ですので、キッチンハイターで消毒するのはいささか危険といえます。
キッチンハイターで歯ブラシを消毒後、もしも薬液が残存しているようなことがあると、歯や歯茎などを傷めるおそれがありますので注意が必要です。
4.歯磨きで使用するコップの消毒方法について
歯ブラシで歯を磨いた後は、コップに水を注いでうがいをすることかと思います。
そうしたコップも歯ブラシと同様、使い続けることで汚れがたまっていきます。
皆さんも気づいたらコップの縁に水垢が付着しているという経験があることでしょう。
そんなコップもできれば消毒をして綺麗な状態を保ちたいものです。
そこでお勧めなのが、キッチンハイターです。
歯磨きに使うコップであれば、キッチンハイターで消毒しても問題ありません。
当然、キッチンハイターを使った後は、コップを綺麗に洗浄し、乾燥させてから使う必要はありますが、そうしたお手入れをきちんと行えるのであれば、何ら問題はありません。
5.まとめ
このように、歯ブラシをキッチンハイターや熱湯で消毒することはお勧めできる方法ではありませんので、できれば毎日のケアを徹底して、歯ブラシに汚れがたまらないようにしましょう。
仮に汚れがたまって歯ブラシが黒ずんできたり、臭ったりするようになったら、新品に取り替えることが無難といえます。
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