顎関節症で口が開かない!
- 2016/11/28
- 顎関節症
顎関節症で口が開かない!
先日、受験期を迎える女の子が「口が開かない!! 助けでください!」と急患で来院しました。
夕食時突然口が開かなくなったそうです。それまでは顎がカクカク音がしていました。
さて、前回書きましたSelf limitingで顎が開くようになるのでしょうか。
通常、検査をした後、薬物を投与します。そしてスプリントという装置を入れますが果たして・・・
この患者さんが来院したとき口を思い切り開けても約5ミリ程度しか開きませんでした。顎関節症はかみ合わせが原因ではないと言われていますが、通常90%以上がかみ合わせだと私は思っています。
しかし、今回は違ったんですね。筋肉の過緊張とストレス。久しぶりにみるケースでした。
ストレスに関してはそう簡単には取れませんので、筋肉の緊張をとり、受験期なので眠気が襲う薬剤を使用せず、1時間の治療の後、約4センチ弱口が開くようになったので後日スプリントを入れました。
私たちが顎関節症を治すとき、全てを診断するのは当然ですが、きちんと判断してかみ合わせが原因なのか他に原因があるのかを判断しなくてはなりません。
いずれにせよ患者さんにとって結果は治るか治らないだけですからね。
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