重曹を使って歯磨きをする際、どんな味がするのか気になりますよね。歯磨きをしている最中、ずっとお口の中に入れておくものですから、不快な味がしたら嫌なものです。ここでは、そんな重曹歯磨きについて、どんな味や臭いがするのかを詳しく解説します。
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1.重曹の歯磨きってどんな味?
重曹は炭酸水素ナトリウムの別称で、一般的に塩と呼ばれているものと大差はありません。ですから、重曹で歯磨きをした場合は、しょっぱい味を感じるものとお考えください。というのも、歯磨きに使う重曹水というのは、材料が水と塩だけですので、言ってみれば塩水でしかないのです。
なので、口に含んだ時はしょっぱい味を感じます。ただし、歯磨きに使う重曹水は、塩分の濃度がそれほど高くはありませんので、不快になるほどしょっぱくはないです。
2.歯磨きに使う重曹水の臭い
歯磨きに使う重曹水の臭いというのは、ほぼ無臭です。普通に塩水の臭いを嗅いでみてもわかりますが、目立った臭いは発していません。ですので、重曹で歯磨きをしている最中に、不快な臭いを感じることはまずないでしょう。
ちなみに、重曹にはいろいろな臭いをとる作用がありますので、消臭剤として活用しているケースもあります。
3.気を付けるべき重曹水の味や臭いとは
3-1 しょっぱすぎる味には要注意
重曹で歯磨きをすると、基本的にしょっぱい味を感じます。それも軽度なしょっぱさであり、敏感な人でない限り不快にはならないでしょう。
けれども、そのしょっぱさが強い場合は気を注意が必要です。もしかしたら重曹水を作る段階で、重曹の濃度調整を誤ってしまった可能性があります。
具体的には、500mlの水に小さじ1杯程度の重曹を配合するところを、誤って多量の重曹を加えてしまった可能性が考えられるのです。濃度が高すぎる重曹水は、歯磨きをする上でデメリットが大きいです。
例えば、重曹には研磨作用がありますが、重曹の濃度が高まるにつれて、その作用も高まりますので、歯磨きの際に歯を傷つけるおそれが出てくるのです。あるいは、歯磨きの最中に誤って重曹水を飲み込んでしまったら、塩分の過剰摂取にもつながりますので、重曹の味には注意しましょう。
3-2 不快な味や臭いを感じたら危険信号
重曹水を歯磨きに使う際には、しょっぱい塩水の味がしますので、それは我慢しなければいけません。けれども、それ以外の不快な味を感じた場合は要注意です。
例えば、重曹水から生臭い味を感じたら、水そのものが腐っている可能性があります。あるいは、重曹水の中で細菌等が繁殖している可能性も否定できません。
こうした味は重曹水を作り置きした際に生じることが多いです。おそらく皆さんは、歯磨きに使う重曹水を作り置きする際には、ペットボトルを使用するかと思います。そして、実際に歯磨きの時やうがいをする時に、この重曹水を直接ペットボトルから口に含むと、細菌が繁殖しやすくなりますので注意しましょう。
なぜなら、私たちの口元には沢山の細菌が住んでいますし、食べかすなども付着していることがあります。そうした口で直接ペットボトルに触れると、細菌や食べかすがペットボトル側に移動していくのです。その状態で1週間も経過すれば、重曹水内で細菌が繁殖することがあります。
それから、歯磨きに使う重曹水は、作り置きする量にも気を付けましょう。沢山作り過ぎると、消費するまでに時間がかかりますので、重曹水が腐る可能性も高まります。歯磨きに使う重曹水であれば、500ml程度の作り置きが最適といえます。ちなみに重曹水から不快な臭いを感じた際にも同じことがいえます。
4.まとめ
歯磨きに使う重曹水には、独特のしょっぱさがありますが、基本的には塩水と変わりがありませんので、それほど気にする必要はありません。市販の歯磨き粉にもしょっぱさや色々なフレーバーの臭いや味が添加されているものがありますよね。
ただ、極度にしょっぱかったり、腐ったような臭いを感じたりしたら使用を中止しましょう。重曹水がダメになっている可能性が高いので、新しいものを作ることをお勧めします。
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